内視鏡とは?


「内視鏡」とは、外から見えない胃や腸の内腔へ、「先端に超小型のビデオカ メラを付けた管(スコ−プ)」を挿入し、文字通り 「体の中を内視する」 機器で す。
 スコ−プ先端の超小型ビデオカメラで捕らえられた画像はモニター画面 へ動画として鮮明に映し出されます
手元部のボタン・ノブで「管」(スコ−プ)を操作しま す 「管」の先端からは光が照
射され、内腔を照らし ます
「管」(スコ−プ)の断面図で す


 スコ−プの太さはわずか10mm前後ですが、その管の中には種々の器具が はめ込まれています。
 内腔を照らすためのライトガイド、先端ビデオカメラで捕 らえられた画像を送るCCDケーブル、エアーや水を送り込む送気送水チャンネ ルや鉗子や処置具を出し入れする鉗子チャンネルなどが内蔵されております。
 なかでも鉗子チャンネルは鉗子孔を通して、ポリ−プを切除したり、一部の組 織を採取したり(生検)、薬を注入したりして、ただ単に観察するだけでなく、 治療や正確なる診断や治療が可能となってくるのです。
 このことが他の検査法(例えばレ線、PET、CTなど)ではできない内視鏡の 最大メリットであります。 

 なお観察能力に関しても、直接 消化管の表面(粘膜といいます)を鮮明、高 画質画像でとらえることによって、微細な色調の変化や凹凸が観察でき、早期 ガンの発見や微細な病変の発見に極めて有効なのです。 




大腸内視鏡検査とは? 
●コロノスコピ−は、高度な技量を要します● 
■大腸内視鏡検査 実際の画像およびイラストです; 図はライブデモ中((金沢) 岡本平次は大腸内視鏡手技を全国津々浦々に広めました

 
肛門・直腸から結腸、盲腸までの大腸全域および小腸の一部までを観察することができます。
  内視鏡を肛門から挿入し、大腸の内側(粘膜といいます)を直接観察します。

 ポリ−プ、ガンな どの悪性病変、炎症は粘膜面から発生しますから、直接 眼でみる「内視鏡」は威力を発揮するわけで す。 
 さらに、大腸内視鏡の鉗子口(かんしこう)を通じて様々な器具を用いることで、組織採取(生検) や、ポリープ切除(ポリペクトミ−)、粘膜切除術などの処置・手術も行えます。

 「大腸」は曲がりくねり かつ腸の緊張度、長さなど個人差が大きいために、胃の内視鏡に比べ、大腸内視鏡(コロノスコピー)挿入法は複雑かつ 高度な技術・多くの経験を要します。

 したがって、術者(内視鏡を操作する医師・・コロノスコピストといいます)の技量・経験が「検査の質」に大いに関与し、ひいては患者さんに与える「楽さ加減(苦痛の度合)」が異なることになります。 

 スコープの硬度が手動可変になり、よりスムースな挿入ができるようになってきましたが、コロノスコピストの「腕」「技量」(人的要素)によって検査の質がこれほど影響する検査はほかにはありま せん

 → つまり医療機器の新しさや良否でなく、「担当するコロノスコピストの良否」が「検査の質」に直結 します。
   苦痛を与えることなく、盲腸までの深部挿入できる技量がなければ、当然のことながら深部の 病変の有無は全くわからないわけです。 

 「岡本平次クリニック」26年間の実績は、大腸内視鏡検査は77,055例、胃・十二指腸内視鏡は46,126例 (内視鏡施行総数123,181例)と 本邦では他施設の追随を許さない群を抜いた症例数を誇り (平成28年12月現在)、みなさまのニードにお応えしております。